ドルジ

時をかける少女のドルジのレビュー・感想・評価

時をかける少女(2006年製作の映画)
4.0
80点(100点満点中)
〈脚本〉39/45点
SFものだと思っていたがガッツリ青春映画だった。タイムリープで巻き戻ることで登場人物の心情や事情を把握した上で主人公が奔走することになり、必然的に青春(恋愛)物語としての深みが増すつくりになっている。本作は印象的なセリフが多くそれも良かった(この手のアニメ特有の“臭さ”もあまりない)。タイムリープの設定自体はSFとしてツッコミ所が多かったが、物語の主軸がそこではないのでそんなに気にならなかった
〈演出・撮影〉19/25点
タイムリープするために“ジャンプ”が必要で、リープ後は“ゴロゴロ転がる”という設定により、タイムリープの度に面白い絵面が観られた。タイムリープ中の演出も良い。画面全体が青みがかっており爽やかな夏感があった
〈音楽〉8/10 点
有名な主題歌・挿入歌はもちろんいい曲だし映画の雰囲気にも合ってる。それ以外のBGMもピアノを主体とした少し切なさを感じさせるものが多くて良かった
〈演技・キャスティング〉5/10 点
仲里依紗の演技が流石に素人感あった。声質自体は悪くないと思うけど、“演じてる”のが伝わってきてしまった
〈印象〉9/10
夏映画として素晴らしい。切なさを残すラストが自分好み
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