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リトル・ダンサーのWNTのレビュー・感想・評価

リトル・ダンサー(2000年製作の映画)
4.0
炭鉱町に住むビリーは
父親にボクシングを習わされていたが
隣で練習するバレエの美しさに目を奪われ
その日をキッカケにバレエにのめり込んでいく

デモに参加する父、高圧的な兄
男らしさを求められる時代で
ひっそりとバレエを練習するビリー

バレエを通して自分を表現する事を理解し
世界を幅広く捉えていく瞬間を描く

バレエは女性のものとして認識され
反対されたビリーは一度は諦めるものの
燻ったバレエをやりたいと言う気持ちと
彼に眠る底知れぬ才能が躍動する

ビリーの踊りを見た父はバレエの名門校の
面接にトライする事を決意する

息子の明るい未来と夢を叶えてあげたい
プライドを捨ててまで父は金を作り
兄もそんな父を見て心打たれる
家族はひとつになりビリーを支える

純粋で真っ直ぐで美しい愛に支えられ
ビリーは強く美しく舞う

ラストの15分くらいは感情が揺らぎっぱなし
どの視点で観てもえぐられるくらい刺さるし
努力は実を結ぶ、後ろ盾の愛が強すぎる

綺麗で美しく繊細で柔らかな映画だった..
暖かい、春の日差しのような心地よさ
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