男はレスリング?なぜバレエはいけないの?
ボクシングを習っていた少年ビリーがひょんなことからバレエに興味を持ち、先生が才能に気づいてバレエ学校のオーディションを受けさせようとする。
父は炭鉱夫で”男はボクシング🥊サッカーだ⚽️”という昔ながらの固定観念を持っている。でもこの時代80年代はまだそういう考えが主流な時代だから仕方ない事かも。
逆にこの考えに素直に疑問を持ったビリーだったり友達のトニーのような子供が今の時代を作っていったんだと思う。
父に内緒でこっそり練習していたターンが出来て先生からのウインク。
首から下げてたグローブがトゥシューズに変わる🩰
とうとう父にバレた時、父は怒るけど理由は言えない。なぜ男がバレエは駄目か。
理不尽に怒る父親もストを批判するサッチャーもクソくらえだ。
ストはどんどん泥沼化。
ビリーは感情をダンスで表現する。
レンガの壁の中をタップで疾走するシーンは閉塞感の中でのフラストレーションを爆発させている。
クリスマスの夜父親の前でダンスで自分の気持ちをぶつけるシーンが最高。
この映画好きで何回も観ているけど以前はクリスマスのダンスのシーンが本当に好きだった。
今回久しぶりに子供が生まれてから観るとこの後に続く子供の才能の為に自身の信念を曲げてスト破りする父親のシーンが胸にきた。
同じ映画でも年を経て観ると刺さるシーンが変わったのが新鮮だった。