このレビューはネタバレを含みます
こんなに素晴らしい映画を今まで見てこなかったのかと言う気持ちと、ここまでよくぞ取っておいたと言う気持ちが入り乱れる。
最後の最後まで気持ちが惹きつけられる。
11歳なのに、まだ11歳だと心配する家族が、彼の踊る姿を見て一瞬でその才能に打ちのめされたのもわかる。この子は踊っていないといけないと視聴者にも思わせる演出と演技力が素晴らしい。
素晴らしい先生に出会えて本当に良かった。
子供の未来を見てくれてありがとう。
でも大人にも未来がないわけじゃないし、それがラストシーンに詰まってて良かった。おばあさまが見にこられなかったのは残念だけれど、あの見送りのハグに全部詰まってたよ。
11歳の時に多くの人に支えられて成長したビリーが、この日まで自分の力で今度は才能と向き合って来たんだな。
そんなことしなくても好きだよっていうビリーの言葉や、いつもちょっと不機嫌そうなところや、いろんなところに彼の家族を感じて、胸が熱くなる。
これは確実に人に勧める作品。