ぽてと

リトル・ダンサーのぽてとのネタバレレビュー・内容・結末

リトル・ダンサー(2000年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

ストーリー展開はすんなりな印象。バレエがテーマだけど割と地味で泥くささを感じる作品でした。

ユーモアと共に常に不穏な空気がつきまとい、子供が夢を追いかけるそばで大人には夢もへったくれもない現実がある。時々、大人の目に現れる悲哀が何とも言えない。
田舎の出で、首都に出たこともない頑固な父親ってのが物語るものがあります。
はばたく子供と地下に潜っていく親。その対比が切ない。

ラスト、酸いも甘いも経験したようなすっかり成長した主人公が、夢破れた大人たちの夢を背負うかのように大舞台に踊り出るのは感動しました。
あの時の白鳥の湖、主人公の呼吸、視線が今でも印象に残ってる。

"俺たちに未来が?"
ぽてと

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