ジャイロ

テキサスの五人の仲間のジャイロのレビュー・感想・評価

テキサスの五人の仲間(1965年製作の映画)
4.3
荒野をかっ飛ばす馬車から始まるオープニング

これはさしずめ霊柩車ってとこかな?

道すがら、一人また一人と増えていく男たち。

まるで決闘にでも向かうかのような険しい表情。

これはただ事ではない。

何かとてつもないことが始まろうとしている。

この時点ですでに面白い。ここだけでご飯三杯はいける。そしてついに年に一度の決戦の場に、テキサスの五人の有力者たちが揃うのだった。

くぅ!!シビれる!!!

ん?

あれ?

待てよ

タイトルクレジットに出てたあの男がいない。どういうことだ?まだ始まったばかりとはいえ、ここからどう絡んでくるのだろうか?疑問符だらけ。心配でハゲそう。

そこへ満を持して現れるのです。

生涯で5回も結婚したという

そう

あの

ヘンリー・フォンダが‼️

ポーカーはダメだって言ってんのにどうしても!!見るだけだから!!って言うことをきかないヘンリー・フォンダ。なんという押しの強さ。これか…このゴリ押しで5回も結婚を…くっ

しかし、そんなヘンリー・フォンダに最大の危機が訪れます。奥さんにバレてしまうのです。真相を知った奥さんの目には涙が…。ヘンリーフォルダが4回も離婚した訳が分かりました。奥さんを泣かせちゃダメです。今にバチがあたります。

どんどん無くなっていく軍資金

跳ね上がる賭け金

やがてのっぴきならない状況に

ほうら言わんこっちゃない。どうするのこれ?

固唾を飲んで成り行きを見守ります

ん?

まさかその手があったか

なるほどなるほど

無理じゃね?

それ、無理なんじゃね?

いや

まだだ

まだ終わらないっ!!

こちらにはまだ起死回生の奥の手があるのだ!!!

あっ!手札見えた💦

果たして最後に勝つのはいったい誰なのかっ!!!!

いやあ面白い。

シナリオに脱帽です。

映画って本当に面白いですね。



ヘンリー・フォンダは言うに及ばず『大統領の陰謀』のジェイソン・ロバーズ。『ロッキー』のバージェス・メレディス。ポールニューマンの奥さんのジョアン・ウッドワード。ケヴィン・マッカーシーは『トライライトゾーン/超次元の体験』にも出てましたね。みんなクセがすごい。名優揃いです。

ヘンリー・フォンダ、ジョアン・ウッドワードの演技も良かったのですが、個人的には、ジェイソン・ロバーズのギラギラした感じが一番シビれました。