レック2のFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

登場人物が持つビデオカメラの視点による映像が話題となり、2007年に世界的ヒットを記録したスペインのホラー「REC / レック」の続編である本作。印象としては、新たな2つの視点から完全隔離されたアパート内の惨劇が映し出れ、前作では解り得なかった謎も次々と解明されていく面白さはありましたし、今作もまた気軽に視聴の出来るホラー映画ではあることに間違いはないが、正直に言ってしまえば、前作をこえるほどではないですね。アイデアや発想は嫌いではないですし、前文で触れた点は良いとは思います。ただ、恐怖心を全く煽られない一辺倒なホラー演出はただただ退屈で、やはり前兆のある脅かし系では身構えてしまう分、肩透かしを食らってしまう。あと、SWATらが登場することで銃撃による映像の派手さは確かにあるが、彼らの弱気な姿勢と能力値のなさには違和感を覚えるほどで、感染した住人らを銃撃するにしてももう少し見せ方に工夫が欲しかった。それに前作の生き残りである、マヌエラ・ベラスコが演じるアンヘラに至っては、もはや登場シーンで結末がわかってしまうので、それからは何を映し出されても面白みは半減。言ってしまえばテンプレートな展開ですからね。残念としか言いようがない。