へちまびと

トップガンのへちまびとのレビュー・感想・評価

トップガン(1986年製作の映画)
4.0
今となっては「古き良き」になってしまった映画。
公開から30年以上経った今では若干凡庸な映画に見えるかもしれない。
同系統の映画で、公開年の近い「愛と青春の旅立ち」がある。どちらも「男の子は皆タフな試練を乗り越えて男になるもの」という価値観がごく一般的に受け入れられていた、80年代アメリカをよく表した映画と言える。
価値観が多様化した現代では、このまっすぐで力強く、若くて無邪気で健康な「男らしさ」の描写は敬遠されるだろう。
ある意味で、かつてそういう時代があった、という墓標のような作品とも言える。