Nove

春夏秋冬そして春のNoveのレビュー・感想・評価

春夏秋冬そして春(2003年製作の映画)
3.5
人生とは春夏秋冬の如く。
幼少期の無邪気ないたずらから生命を知り、
青年期では恋に気づき、暴走もする。
彷徨い傷つけ、いつしか悟る。
人は皆、重い石を引きずっていることを。
山奥の谷間にある湖の中心に浮かぶ寺での出来事を通して、人生を描く。
セリフは殆どない。
それでも、語り継がれていく。
人間の愚かさと、繰り返し引き継がれていくことを。
厳粛な自然のなかでも、人間の業は消えることはない。
そしてまた、春が訪れる。
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