春夏秋冬そして春の作品情報・感想・評価

春夏秋冬そして春2003年製作の映画)

봄 여름 가을 겨울 그리고 봄/SPRING, SUMMER, FALL, WINTER... AND SPRING

製作国:

上映時間:102分

ジャンル:

3.8

「春夏秋冬そして春」に投稿された感想・評価

dblue

dblueの感想・評価

4.1
春夏秋冬、春。と5編成の物語。
池に浮かぶお寺に和尚様と小坊主。
キム・ギドク監督すごいー、、。
四季折々の景色と、世間との繋がりがない環境でのパノラマ。
人間って欲深いなと、、。
阿弥陀堂だよりの北林谷栄さんを彷彿とさせる。
そして、和尚様が笠智衆さんに見える。
傑作です。
Lily

Lilyの感想・評価

4.3
自然が奏でるオーケストラが精神と共鳴するのは、都会での貪欲に享楽していた邪心を清める為の切なる願いの場所だったから。冬にキムギドクに会えたのは嬉しい。皆心に石を抱え、死という名の険しい山頂に向かって生きている。
り

りの感想・評価

3.0
【始】金剛力士像?の門が開く 湖に浮かぶ庵
【終】坊主の少年が亀をいじって遊ぶ

鉢の中の鯉 そこに据えられた石仏
薬草と毒草
魚に石を結びつけて面白がる 殺生の業 一生石を心に抱えて生きる
瓦に水で写経
ニワトリを舟に乗っけて引き寄せる
欲望は執着を生み 欲望は殺意を招く

人を殺めたからといって自分を殺してはならん
猫ちゃんのしっぽで般若心経 心を静めるためナイフで彫る
Jeongseon Arirang
仏教の輪廻のように繰り返す季節
655321

655321の感想・評価

3.7
【清くあろうとしているんデス】

湖の上にぽつんと建つお寺。


まだまだ小さな僧侶は
小動物に残酷な遊びを強いた。


青年は真っ白な肌の少女に恋をした。


すっかり伸びた髪と、陰りを帯びた瞳を携えて
かつての少年はナイフを手にした。


湖は凍っている。
僧侶はお寺に戻ってきた。

そして春
まだまだ小さな僧侶が小動物と戯れている。


人は、
ゴメンナサイゴメンナサイって
呟きながら生きていく存在なんだろうなあ。
それは甘ったれた自己陶酔だけど、
この映画の静けさには凄く救われる。

きっと別の境地に至った時には、
もう人間ではない別の何かなのだろう。

でも私は人間だし。
これからも人間であると思うし。

なんだかずーっと観ていられる映画でした。
wasewase

wasewaseの感想・評価

3.0
その独特の価値観で、様々な映像美を奏でるキム・ギドク監督が、水上の美しい四季の移ろいの中で、業を背負って生きなければならない人間という生き物を描き出した作品。私には非常に哲学的な作品に見えました。これもまた難しい映画ですね(苦笑)。

 "人の人生は大きな石を、山の頂上に向かって転がして押し上げ続けて行くようなものだ。"「異邦人」で有名なフランスの小説家・評論家アルベール・カミュの作品に「シーシュポスの神話 」があります。

その中の一節を想起させるような描写が、所々で見られて、現世で生きる「不条理な」人間の宿命を、美しく描かれた「東洋の美」が、浮き彫りにしています。


主要な全米マスコミのレビューの95%が絶賛した、この色鮮やかな「東洋の美」は、映画の作品というよりは、ひとつの美術作品といった感じでしょうか。残念ながら私は、内容的には"絶賛"に辿り着きませんが(苦笑)、同監督の「悪い男 」など他の作品と比べると、この「人間」という生き物の「痛み」を、受け入れやすく、はかなくも美しく描かれていますね。

キム・ギドク監督が指揮する(本人も出演)、山水画のような壮大な映像美、という舞台の中で、「不条理な」人間が奏でる旋律は、あなたの心にどう響くでしょうか。この作品も非常に評価が分かれると思いますが、これまた、見ないことには語れませんしね(苦笑)。
noa

noaの感想・評価

4.2
カルマのお話だね、全てのコマが無駄がないしどこのショットを取っても全部が完璧、扉使い方がとても好み、ほぼダイアログなしでシンボリズムを使いまくってるのがpure cinemaに近いなと思った

このレビューはネタバレを含みます


・水上の寺、春夏秋冬
・魚、蛙、蛇に重りをつける
・情欲、世俗へ落ちる、戻ってくる
・猫のしっぽで字を書く
・「閉」と書かれた紙

2020/02/11
一

一の感想・評価

4.2
キムギドク監督作品

四季の美しい風景をバックに、湖の上に漂う小さな寺で暮らしていた少年と、彼を温かく見つめる老僧が描かれる

ロケ地は韓国の名勝の周王山国立公園
ここがまた美しく神秘的で物語のセットにドンピシャだった

本作は春、夏、秋、冬、そして春の計五つのパートにわかれているんですが、
監督自らが主人公を演じた冬のエピソードは特に素晴らしい👏🏻

深いなぁ
キムギドク作品は観てる側を惹き込むのが上手すぎる
セリフも少なく静かだけとどこか熱いものがある、良い映画過ぎた…😢

2019自宅鑑賞No.409 TSUTAYA
いとうA

いとうAの感想・評価

4.7
まあ、ロケーション。夏と秋が好き。冬でキム・ギドク本人がいきなりカンフーみたいな修行はじめて、笑ってしまう。あそこの岩引きずって山登るシーンクライマックスだと思うけど、仰々しすぎ。あのへん仏教というよりむしろなんとなくキリストっぽい気もする?頑張って祈っても本能とか生来のものはどうしようもないかもですね。
まこと

まことの感想・評価

3.9
人間の繰り返される業と移りゆく四季を重ね合わせた作品 あまり長々と言うのは難しいけど端的に言うと詩的な印象
いつもより描き方はソフトだけど人間の欲深さを描いているところは共通 映像美は過去最高 
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