サーフ

月に囚われた男のサーフのネタバレレビュー・内容・結末

月に囚われた男(2009年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

序盤の雰囲気から感じたのはサスペンスSFだったけれど、物語が進むにつれ様々な要素が盛り込まれた映画だと気付く。

物語の中で感じる疑問が段々と明らかになっていく構成が良い。序盤に提示される設定が全く別の意味合いを持ってきてセットのギミック(例えば目覚まし時計)も仕掛けになっている。

個人的にはあのロボットは絶対悪者だと思ったし、いつ反撃に転じてくるんだろう…と思ったら最後までいい奴だった。それが意外。この映画を通して1番人間的に描かれているのがこのロボットのガーディかも。クローンの2人やロボットは割りかし人間的で寧ろ救助隊や会社側の人間が人間味がないのが皮肉。

全編通して静かな雰囲気(静かすぎて若干眠たかった)で、ストーリーの風呂敷も広げすぎずに適度に纏めている印象。ラストの落とし所は疑問だけれど面白い映画だと思う。
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