皿鉢小鉢てんりしんり

ショウ・ボートの皿鉢小鉢てんりしんりのレビュー・感想・評価

ショウ・ボート(1951年製作の映画)
3.7
バックステージものだが、そのステージが割とこじんまりとした地方巡業、っていうMGMミュージカルって意外と珍しいのでは?
エヴァ・ガードナーがゆったりとした歌を唄ってだんだん眠くなってきたが、同じ歌を主人公と一緒にこんどはノリの良いアレンジで歌って一緒にダンスするシーンがあって、これはかなりテンション上がった。
博打男が女を捨てる時の「どうか楽しかった時だけのことを思い出してくれ。俺を憎まないで済むから。」という書き置き、清々しいぐらいに身勝手すぎて逆に泣けてくる。
クラシックなハリウッド映画で大女優に泥酔演技させるのも中々ない気がするが、ベロベロのエヴァガードナーが、主人公にサッと舞台を譲るのが善意に溢れてて良かった。