このレビューはネタバレを含みます
何度観賞した事か…。
何が正解、不正解ではないけれど、気を使いすぎると逆に差別的になってしまう。
ドリスにとって「障がい」も「健常」も肌が白いか黒いかくらい些細な事で、立派な一つの人種として接してるのが伝わる。
哀れまれる事がいかに辛い事なのか。差別される事がどれだけ悲しいか。ドリスはそれを良く知っているんだと思う。
だからこそ「身体が動かない」事を欠点として見ず、純粋に「そういう人間」として見てるからこそドリスのイジりに悪意を感じないのかもしれない。
だからフィリップは受け入れたんだと思う。
『最強のふたり』は極端ではあるけれど、可哀想等と哀れむ事は相手を傷つける行為なんだなと学べた作品です。
特に日本は他人の「普通じゃない部分」に触れてはいけない風習みたいなのあるけど、「傷つけちゃだめ」って名目で差別しているだけなのかもしれない…。
ともあれ最高の作品なので一見の価値はあります。