書庫番

最強のふたりの書庫番のレビュー・感想・評価

最強のふたり(2011年製作の映画)
4.0
2012年9月1日 劇場鑑賞。

冒頭のシーンで既に"最強のふたり"として描かれている事が
意外だったが、その演出もまた良し。

主人公二人のキャラの立ちぶりと、演ずるフランソワ・クリュゼ(フィリップ)とオマール・シー(ドリス)の演技が兎に角素晴らしい。
主人公二人の関係が陳腐な友情では無いところが秀逸。
お互いに色眼鏡を掛けず、フラットな関係性を紡ぐ男達。
対象的な趣味嗜好やユーモアのセンスが互いを刺激しあって、人間的に高め合っていく彼らの姿が眩しくて堪らない。
恩着せがましい感動話とは程遠い、人間味溢れる魅力的なヒューマン・ストーリーは、涙は無くとも観た者を幸せな気分にしてくれる。
タブー視しがちな話題も笑い飛ばしてくれる爽快さも良いね♪

ラストのドリスの後ろ姿。
途轍もなく格好良かったぜ!
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