シン・仮面ライダーの書庫番のネタバレレビュー・内容・結末

2023年3月17日　全国最速公開　シネマ・ツー 極上爆音上映鑑賞

TVドラマをリアルタイムで視てた世代で旧1号の世界観や雰囲気が好きな身として全国最速公開をチョイス。

庵野監督作品は苦手な事を再確認させられました。

TVドラマ版のストーリーを再構築し、石ノ森先生の原作漫画へのオマージュがふんだんに散りばめられた出だしは上々。
下級構成員を次々と無慈悲に殺戮し、初めて対峙する上級構成員・クモオーグを圧倒する戦闘シーンと、
その一方で突如与えられたその恐るべき力と過酷な運命に苦悩する本郷の描写は見応え有り。

ただ、ここまでが早くもピーク。
これ以降は正直残念な面ばかりが目に付きました。
コウモリオーグの動きや本郷ライダーvs一文字ライダーのバトルでのCGの酷さ。
特に二人のライダーが建物を駆け上がりながら、空中でパンチとキックを無数に繰り出す場面は心底冷めました。

CGの酷さと同じぐらい冷めたのはプラーナの扱い。
万能感と言うか都合の良い設定を突如放り込まれた瞬間、観るのが正直馬鹿馬鹿しくなりました。
※『トロン・レガシー』のユーザーパワーぐらい嫌いです

シン・シリーズの世界観を共有するような設定にニヤニヤしたり、魅力的な俳優陣を楽しむ事で結果的に何とか自分を治めた感じですね。

ライダー、サイクロンのデザインや変身、変型シーンは素晴らしかったので3.5のスコアをプレゼント。