首から下の感覚が麻痺している車椅子のフィリップスのところで、スラム街から来たドリスという黒人が介護士として雇われ、ぶつかり合いながら友情を深めていくお話。
だんだんと深まっていく絆が2人の行動や態度から伝わってきて、感動的でした。
初めは、いかにも合わなそうなんですよ。笑
なんせドリスの仕事はいい加減だし、悪戯するし。でも、フィリップスからしたらそれが新鮮で心地がよかったのかなと。
障害を持っている人と接する時って、他の人と違う接し方をしなければいけないと思ってしまう。面倒を見てあげないととか。
無意識のうちに、健常者と障害者という関わり方になってしまっている気がします。
でも、ドリスは良い意味でも悪い意味でもそれが全くない。
ちゃんと、人と人の関わり方をしています。そして、フィリップスにも障害者としてではなく、1人の人間として他者と関わるように伝えていくんですよね。
彼のその真っ直ぐで誰にでも平等な姿がすごく魅力的でした。
そして、何より一緒にいる時が楽しそうなこと!観ているこっちがにこにこしてしまう。
あの幸せに満ちた2人の姿は本当に最強でした。
人と人が繋がる時に楽しさや喜びが生まれるのだなと教えてもらいました。