まさ

未来世紀ブラジルのまさのレビュー・感想・評価

未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)
3.9
この世界の歯車に順応できない者や夢を追う者は生きていけない。

街中にはダクトが巡り、画期的な技術が進んでいる。
飲食店で料理を選ぶ際も「名前ではなく番号でお願いします」と頑なに番号で言わせ、出てくるものはステーキの写真を添えたペースト状の食べ物で、風味を真似たものに過ぎない。

必要最低限の選択しかすることが出来ない市民。

技術は進んでいるにもかかわらず、ダクトの修理には必ず「書類」が必要で、書類なしで修理するものは「テロリスト」として扱われる。
タトルという名の修理工は書類なしで行うことから政府に追われているが、書類の手違いで「バトル」というものが捕まり処刑されてしまう。

一方、役所勤めのサムは毎晩夢で美女を追いかけていて、その美女に恋心を持ち機械的に市役所で働いていた。
そんな中、処刑されたバトルの「処刑費用」に誤差が生じ、返金を親族にしなくならないことからバトルの家に訪問する。

返金しに行くことから親族に感謝されると思っていたが、バトルの死に嘆く親族を見て困惑する。
そこの上の階に、夢に出てくる美女そっくりの女性に出会ってしまう。

しかし、その女性は「政府の手違いで別の人物が処刑された」ことを目撃している為、政府に追われるようになってしまう。

それを知ったサムは初めて、機械的な行動ではなく、自分の意思で行動し女性を助けようと動くが、、、。





結果テロリストに手を貸したという罪で
ロボトミー手術をされてしまう。

ことの発端は政府のミスであったのにも関わらず、揉み消す為にだ。
まさ

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