ナツミオ

イーグル・アイのナツミオのレビュー・感想・評価

イーグル・アイ(2008年製作の映画)
3.7
WOWOW録画鑑賞
"これを観たあと、携帯の電源を切りたくなる”
〜スピルバーグ

AIや監視社会の恐怖を描いた近未来SFサスペンス。

スピルバーグが製作総指揮。
最新テクノロジーをテーマにしたノンストップ・アクション・サスペンス。何者かに監視され、脅迫された男女が国家的規模の陰謀の真っ只中へ。

原題 『Eagle Eye』

2008年米作品
監督 D・J・カルーソ
製作総指揮 スティーヴン・スピルバーグ エドワード・L・マクドネル
脚本 ダン・マクダーモット トラヴィス・アダム・ライト ジョン・グレン ヒラリー・セイツ
音楽 ブライアン・タイラー
撮影 ダリウス・ウォルスキー
出演 シャイア・ラブーフ ミシェル・モナハン ロザリオ・ドーソン マイケル・チクリス ビリー・ボブ・ソーントン アンソニー・マッキー イーサン・エンブリー キャメロン・ボイス
ジュリアン・ムーア(声のみ、ノンクレジット)

(WOWOW番組内容より)
シカゴ。平凡な青年ジェリー・ショー(ラブーフ)は自分の銀行口座に大金が振り込まれ、銃器や化学薬品などが大量に届いたので驚く。直後、彼の携帯に謎の女性・アリア(ムーア)から電話がかかり、”30秒後にFBIが来るのですぐ逃げろ“と突然の指示が。
30秒後、実際にそうなり、ジェリーはFBIに拘束されるが、謎の女性の次の指示で脱出に成功。
同じ頃、シングルマザーのレイチェル・ホロマン(モナハン)にも謎の女性から着信が入り、指示に従わなければ息子サム(ボイス)の命はないと脅される。
FBIのモーガン捜査官(ソーントン)と空軍のペレス特別捜査官(ドーソン)は合同捜査で2人を追跡するが……。


序盤のテロ組織への米軍無人攻撃機によるAIの判断と人間の決断が終盤への展開に繋がってくる。

序盤のカー・チェースも迫力‼️
派手に車を潰しまくる‼️

アリアの指示でジェリーとレイチェルが乗り込む観光バス。前面に"MASAKO“のエンブレム。
中には日本人観光客で一杯。
バスから降りる観光客が首からぶら下げている日本国パスポート。

・空港内でFBIから追われるのは『トイストーリー2』の荷物コンベアーのチェースを思わせる。

・謎のアタッシュケース
時限タイマー付で何が起こるのかとハラハラだったのに……⁈

・国防総省内へ舞台が移ってからはSF

【ヒッチコック作品オマージュ満載‼️】
カルーソ監督、またはスピルバーがファン⁇

・主演2人が何も知らずに事件に巻き込まれるのは、典型的"巻き込まれ型サスペンス。

・何も無い荒野の一本道に主人公2人が佇み遠くから車が近づいてくるところや、突如、飛行機に襲われるシーンは、『北北西に進路を取れ』

・終盤の国家斉唱でレイチェルの息子サムが楽器するシーン。
楽譜の最後の"F”へ向かって演奏が進むのは、『知りすぎていた男』


製作のスピルバーグは、本作の構想に10年費やし、2008年製作時は、SFサスペンスだが、10年以上経った今、AIの進化や監視社会はより進化して日常ありえる現実的な恐怖を感じるのは、スピルバーグの先見性を感じる。

なかなか面白かった‼️
ナツミオ

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