ポケ文太郎

大いなる夜のポケ文太郎のレビュー・感想・評価

大いなる夜(1951年製作の映画)
3.7
今年の映画館締めの作品はこれ!
@渋谷シネマヴェーラ

1951年 アメリカ🇺🇸

ジョゼフ・ロージー監督が赤狩りを逃れてヨーロッパに亡命する前にハリウッドで最後に撮った作品

17歳のいじめられっ子少年
父親が地元の新聞社の権力者に無抵抗でボコられているのを目の当たりにして、突如復讐心に火がついて拳銃を持って夜の街に飛び出す

少年が鏡に向かって独り言を言うシーンは『タクシードライバー』を思わせました
しかし本作はそこまで過激ではなく
ちょっと大人の世界を見たかなぁーみたいな話
一晩の話の割には結構事件が起こります
もっと父親と話をしていれば。こんな大袈裟にならなかったのにーねぇ

これで少年が成長してくれればいいけど

話はさておき、カッコいいカメラワークが多かった
特に終盤の朝帰りした少年を父親がベッドに寝かすところから警察に逮捕されるまでのシークエンスが自分は好きです

主演はジョン・バリモアJr.
ドリュー・バリモアの父親です
当時20歳くらいでしょうか
この頃から問題行動があったようですがスクリーン上ではまだウブな青年に見えます



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ポケ文太郎

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