もっと重みのあるホロコースト映画と比べると、なんだか単純な作品にみえるような気がしないでもないし、エンドロールにあったように、かなり脚色された物語であるようで、個人的にはもう少し史実に沿って欲しかったな〜と思ってしまいましたが、これはこれで良い作品だと思います。
「アンネの日記」自体は私も何度か読んだことがある本で、最後に呼んだのはもう1年ほど前だけど、アンネが、匿われているような、いつ見つかって収容所に連れていかれてもおかしくないような時でさえ、美しい感性を持っていたことがすごく印象的だったんだけど、そういう部分は一切描かれていないのは少し残念でした。でも、アンネを1人の無邪気な可愛い少女として描いていたのは良かったです。それがホロコーストの理不尽さ、残酷さを際立たせていたように感じました。やはりホロコーストって本当に残酷なことで、人類史上最悪の出来事の1つだと思います。