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山猫のmdrのレビュー・感想・評価

山猫(1963年製作の映画)
5.0
肉体の死より心が虚しいのは存在の死、もしくは忘却。あったはずの栄華が手から離れて行くその朽ち果てるさまは、形容しがたいほど静かで残酷で、つまりは最上級に美しい。
栄華とされていたものが静かに崩壊していく姿に美学を感じるわたしもわたしで、"山猫" なのかもしれないってハッとしたよね。
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