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ペリカン文書のkojikojiのレビュー・感想・評価

ペリカン文書(1993年製作の映画)
3.9
デンゼルー2
まずはオーソドックスな作品から。

デンゼル・ワシントンとジュリア・ロバーツ共演。
二人が並んで映るシーンを見てると、完全にレジェンドになったような気がする。
輝き違う。
黄金期のハリウッド映画が見たような趣だ。それだけの年月を感じる。
1993年作品。
デンゼル39歳、ジュリア26歳。若い。
デンゼルは特に首筋に若さを感じる。

この作品は面白い。
大方のストーリーは覚えていても、やっぱり観始めると映画に没入してしまう。
権力の側にいる者の悪に弱い庶民が挑む構図は、我々庶民にはたまらない。
アメリカ🇺🇸にも、昔は「正義」はあったんだろう。

最高裁判事のローゼンバーグとジェンセンが殺害される事件が発生する。
ローゼンバーグの弟子で、彼の下で事務官をしていたトーマス・キャラハンは、ニューオーリンズの大学で教授をしていた。その恋人ダービー・ショウ(ジュリア)はキャラハンの生徒。
このダービー・ショウが、最高裁判事を殺害するための動機についてリサーチし、ある仮説に辿り着き、授業用のレポートとしてキャラハンに提出する。
キャラハンはそのレポートを同窓のFBI法律顧問ヴァーヒークに手渡し、レポートは彼の手からFBI長官ヴォイルズに渡される。しかし、それがあまりにも真実をついていたため
「ペリカン文書」と呼ばれる極秘文書扱いになる。これが原因でダービー・ショウは命を狙われることになってしまう。
ダービー・ショウが最後に頼ったのが、敏腕記者グレイ・グランサム(デンゼル・ワシントン)だ。

原作はジョン・グリシャム。自身の弁護士経験を活かして、リーガル・サスペンス(いわゆる法廷もの)を数多く執筆している。この作品の他に「評決の時」、「法律事務所」などが映画化されている。どれも面白い。

ラスト、事件が解決したあとグランサムを演じるデンゼルがテレビでインタビューを受けている。『ダービー・ショウは貴方が作った「真実」ではないのか』の質問に微笑むシーンがある。この笑顔がたまらない。さらにそれを見ているジュリアの笑顔がさらに良い。

なんと、罪のない映画だろう。🤭

忘れてた、ジュリアの髪の毛、あんなに多くても、その頃の髪型ソバージュが、素敵だなあと思った。🤭

No.1475 2023-507
1993年 アメリカ🇺🇸映画
監督:アラン・J・パクラ
脚本:アラン・J・パクラ
原作:ジョン・グリシャム
製作
ピーター・ヤン・ブルッジ
アラン・J・パクラ
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