DON

獣人のDONのレビュー・感想・評価

獣人(1938年製作の映画)
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愛する女のために愛人を殺した男がいて、愛する女のために当の女を殺した男がいる。「私たちはもうこれ以上先へは進めない」というシモーヌ・シモンの台詞が予言するとおり、猛進する機関車から飛び降りるジャン・ギャバン。機関車もまた彼が愛した「女性」だった。

走り続ける欲望、安息としての死。愛欲映画の極北。
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