こんなにも余韻の残る作品を観たことがあっただろうか…そんな気持ちになりました。
『善き人のためのソナタ』…とても響きが良く心地よいタイトル♡*°
ソナタの曲•*¨*•.¸¸♬︎が、こんなにも人の心を動かすものだとは。
心地よいタイトルとは真逆なストーリー
ドイツ🇩🇪も東と西の壁がある時は、かなり多くの制限があったのだろう。
ドイツ🇩🇪と言うとナチスがテーマの作品が多い中、国家保安省(シュタージ)をテーマにした作品は珍しいかもしれない。
国家権力の大きさ…力でねじ伏せていく汚さ
少しでも道から外れたら…生きることさえ苦痛になるような人生🥺
自殺者の多い国…インドもそうでしたね💧
保守的な国…社会主義的な国…生きにくいのだろう。
劇作家のドライマン・女優でありドライマンの恋人であるクリスタの生活を監視する事になったヴィースラー大尉の心の移り変わり
ドライマンの友人が芸術家としてペン✒を取る事が出来なくなった事からの自殺がきっかけだったのだろう。
西側に公表したいと言うドライマンの想い
赤のインクのタイプライター。
タイプライターの隠し場所。
クリスタ…ドライマンを愛しながらも心の弱さを感じる女性👩
自己保身のためにお偉いクズに身を売る切なさ🥺
毎日、彼等の生活を監視しながら報告書を作成するヴィースラーの気持ちを動かしたものは…ドライマンの奏でたソナタだったのだろう•*¨*•.¸¸♬︎♡*°
序盤の「熱情ソナタ」を聴くと革命が達成出来ない・この曲を本気で聴いた者は悪人になれないと言うエピソードが物語っているかのようだった。
ドライマンとクリスタの愛に満ちた生活︎💕︎
自分にはないものを持つドライマンを監視するうちに気づいた気持ち…。
ヴィースラーがエレベーター🛗で子どもに話しかけられた時のシーンが彼の気持ちの変化を映しているようだった。
「名前は?」…「僕の名前?」…「ボールだよ」…「ボールに名前はないよ」
きっと初めの頃のヴィースラーだったら怒りに任せてだったろうから。
記事が出たことからのドライマン宅の家宅捜査…ドキドキしました。
クリスタを信じたドライマンの愛に︎💕︎
2度目の家宅捜査の時のクリスタの辛さからの…涙でした😭
ヴィースラーの転落した人生…でも彼は転落なんて思うことなかったのかもしれない。
彼は正しい道を選んだだけだから♬︎♡
ベルリンの壁崩壊後に、ヴィースラーを知ったドライマンの出版した本を手にしたヴィースラーの笑顔に涙しかなかった😭
「私のための本」…「善き人のためのソナタ」そう繋がるとは•*¨*•.¸¸♬︎
ヴィースラー演じたウルリッヒ・ミューエさんの表情を変えることなく淡々と行動するシーンも心を掴まれました♡*°
人は良心さえあれば、どんな立ち位置にいても変われるのだろう✩.*˚
そんな大切な事を教えてもらえたような気がします♡*°♡*°♡*°
私の中の名作になりました🌼.*
観る機会をくださったフォロワーさん…ありがとう︎💕︎