今作は多分リアルタイムでも新聞の広告とかを目にしていたんじゃないかと思うのですが当時の自分にはまだ早すぎる大人な映画だったので観ていませんでした。
ジェフ・ブリッジスという俳優さんは本当に大好きで特に「フィッシャー・キング」での演技は最高でした。今作は実兄のボー・ブリッジスと当時ハリウッドで美女と言えばという存在だったミシェル・ファイファーとの共演でした。ミシェル・ファイファーというと1984年の「レディホーク」においては本当に絶世の美女という感じが見事でした。そんな3人がホテルなどで演奏するグループとなって奮闘するという映画ですが、これは自分は知らないアメリカですね。まずホテルのディナーショー的な遊びをする事もしたいと思った事もないけど、こうやって映画としてみるとなんだか大人な雰囲気の中でのミシェル・ファイファーの色気が炸裂して、その場にいる男どもはもちろん女性陣も完全に魅了されてたんじゃないかって思います。ボー・ブリッジス演じる兄のフランク・ベイカーは真面目にグループをしきっていて弟のジャックはアーティスト気質で気分屋さん。後から入った元エスコートのミシェル・ファイファー演じるスージー・ダイアモンドはステージ以外はわがままで堕落的。毎年恒例のニューイヤーズイブ・ライブにフランクが子供が怪我したとかで出れなくなると今まで抑えていたスージーとジャックの間のセクシャル・テンションがマックスに到達しさてどうなる?。。。これはそうなるだろう、と美形の2人が惹かれ合うお話ですが、素敵でした。ミシェル・ファイファーの魅力はもちろんジェフ・ブリッジスの何考えてるかわからない色男っぷりにミシェル・ファイファーが堕ちていく様は見ものです。
最初と最後の方に登場するジェニファー・ティリーも久しぶりに見たけどやはり唯一無二な存在ですね。もっと彼女が多くフィーチャーされた映画を観たくなりました。