何度観ても胸がつぶれる思いになる。
かつて絶大な信頼をしていた卿の屋敷で
共に働き、好意を感じていたメイド頭ケントン。
しかしその感情を自分でも認めたくなかったのか
ひたすらに隠していたものの、人生の残りには
彼女のことばかりを思い出す。
もしあの時、彼女と一緒になる勇気が、
一言を伝えていたのなら、、
英国的気質なのか執事という仕事柄なのか、
いずれにしても好意はそのときに伝えないと
一生後悔すると切なくなる作品。
また、途中にダンケルクやチャーチルがらみの
一件(ドイツとの和平交渉)があったとは。
この時代に必ず出てくる根深い事柄だ。