kumi

日の名残りのkumiのレビュー・感想・評価

日の名残り(1993年製作の映画)
4.0
何度観ても胸がつぶれる思いになる。

かつて絶大な信頼をしていた卿の屋敷で
共に働き、好意を感じていたメイド頭ケントン。

しかしその感情を自分でも認めたくなかったのか
ひたすらに隠していたものの、人生の残りには
彼女のことばかりを思い出す。

もしあの時、彼女と一緒になる勇気が、
一言を伝えていたのなら、、

英国的気質なのか執事という仕事柄なのか、
いずれにしても好意はそのときに伝えないと
一生後悔すると切なくなる作品。

また、途中にダンケルクやチャーチルがらみの
一件(ドイツとの和平交渉)があったとは。
この時代に必ず出てくる根深い事柄だ。
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