1984年の西独のサイバーパンクなカルト作品。
反体制派を取り締まる政府のエージェントだが、のぞき見ショーの女性に夢中になったり、生気のない顔のイェガー(ビル・ライス)。
政府の権力に対して暴動や革命を扇動するためのインダストリアル/ノイズサウンドのカセットテープを作り出すミュージシャンFM役のF.M.アンハイト、その彼女クリスティアナ(クリスティアーネ・F)。二人の髪型が素敵。
電気パーツ屋の親父役でウィリアム・バロウズも登場。
ハンバーガーチェーン「Hバーガー」のトレーニング(笑)。
FMの音作り(道の男たちの動きに合わせて即興したり、カエルを…)。
ベッドに横たわりカエルと戯れるクリスティアナの魅力。
などが印象的。
カットアップ映像、ノイズサウンド、ブルー系などフィルター/ライティング、当時のコンピューターやゲーム画面、象徴的なカエル、Johanna Heerによるカメラワーク、エグいシーンも…
F.M.アンハイト(ミュージシャン)も、クリスティアーネ・F(映画『クリスチーネ・F (1981)』は彼女の10代の薬物体験が元)も知らなかったですが、全面的にカッコいい作品でした。
※Decoder
一定の規則に基づいて符号化されたデータを復号し、元のデータに戻す回路/ユニット/ソフトウェア。(圧縮されたデータの復元や、暗号の解読など)。