スローターハウス154

ルナシーのスローターハウス154のレビュー・感想・評価

ルナシー(2005年製作の映画)
4.0
2017/11/10

朝っぱらからヤン・シュヴァンクマイエル作品を初鑑賞。
期待以上の満足度!観続けると自分の中での何かがおかしくなりそうな気がする。この感覚は結構大事だと思う。
もしこれでも"カルト映画"の序の口〜中級の部類に入るのであれば、もうこの映画ジャンルから抜け出せないかもしれない..
ニャッキよろしく動き回る肉片がアクセントなんだけど、これ可愛いよね。

食事を摂るシーンが大抵憎たらしく描かれがちなんだけど、監督自身が食事という行為に対して幼少期から嫌悪感を持っているからだそう。
新しいダイエット法として確立されてもいいくらい、観続けると食欲無くなってくる。まあ、効果が出始めた頃にはもはや「正常に」生きれなさそうだけど。。

そういえば、こういうキチった映画で主人公がイケメンなのって少し珍しい気がする。キアヌ・リーブスと『ジェネレーション・ウォー』のルドウィッグ・トレプテを混ぜた感じの人。パヴェル・リシュカというチェコの俳優だそうで。

メイキングも楽しそうで良かった。そういやスタッフの存在忘れてたな。監督の思いが強すぎて。

ちなみに..このDVDはホームセンターのレンタル落ちのワゴンセールで¥229という破格で売られておりました..
監督も内容もよくわからないけど、表紙に惹かれたもんで。ラッキーな拾い物でした!