あ~んもう食べちゃいたいくらい好き!なトップアイドルを本当に食べちゃった追っかけ女子の話。
ニュー・ウェーブなサントラがめっちゃ好みだった。『シング・ストリート』とかあの時代のサウンドが好きならその時点でオススメ。
思春期特有の自意識ムンムンな妄想癖とその暴走。この歌詞…自分のこと歌ってる!ていう痛々しい感覚って勝手に全人類が経験してるもんだと思ってるので、主人公シモーヌの青臭さには共感MAXフルコンボだドンできるはず。
彼、彼女を自分だけのものにしたい、ていう感情はやっぱり相手を想う気持ちよりも自分で自分を想う気持ちが上回ってしまった時の歪みだと思うんだけど、その切なく哀れな姿ったらない。こういう一方的な愛を描く映画マジで好きです。
カメラマンや編集マンと大喧嘩しながら撮ったらしいキメキメの構図はどれもべらぼうに格好良い。
だのに肝心のカニバリズム描写が大したことなくて、曲でいう大サビの抜け感ていうのかな、、気持ちE~ていうカタルシスみたいなのを感じられなかった。あそこをもっと過剰描写にしてくれてたら満点あげちゃってたと思います、わたし。