KH

ロストパラダイス・イン・トーキョーのKHのネタバレレビュー・内容・結末

2.7

このレビューはネタバレを含みます

ファンアイランドとは何ぞや。。

地下アイドルのマリンは風俗で働いている。
不動産関係の朝礼とかで大声を出す典型的ブラック企業で働いている幹生は知的障碍者の兄と二人暮らしをしている。
ある日兄の自慰行為を目撃した幹生は、作業としてお店に依頼し風俗嬢のマリンが家にやってきてっていうストーリー。

ドキュメンタリー作家によって3人の絆はもろく崩れていくってあらすじに書いてあるけど、果たしてこれは絆だったんだろうか。
互いが互いに依存している関係というか、誰かの助けになっているっていう行動原理で自分を騙して生きている関係の様な。
裁判では心神喪失もしくは心神耗弱で罪が軽くなったり、あまつさえ無罪になったりすることも或ることが多い印象。
障害者の場合はどうなのだろうと、ふとこの映画をみて思った。障害者の強姦は膝をナイフで刺されるという罪で許されるのであろうか。
障害者自身ではなく家族が罪の意識に苛まれながら生き続けるってのが贖罪となっているようにこの映画の兄弟をみて思った。
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