菩薩

アニエス・Vによるジェーン・bの菩薩のレビュー・感想・評価

3.5
映画で描く彼女の肖像画。幾分フィクショナルなバーキンの半生をこれまたフィクショナルに捉えることにより、ジェーン・バーキンの人となりを浮かび上がらせていく試み。ヴァルダとバーキンの互いの信頼感、敬愛、遊び心が遺憾なく発揮されていると共に、ヴァルダの芸術に対する深い造詣を感じられる。なんてめちゃくちゃ普通の感想しか出てこないんだけど変な映画ですわい。ヴァルダにとってバーキンみたいな人って格好の被写体なのだろう、古典的であり、なおかつ革新的なヴァルダっぽい作品なのでは、知らんけど。
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