冥土ゆに

不機嫌な赤いバラの冥土ゆにのレビュー・感想・評価

不機嫌な赤いバラ(1994年製作の映画)
5.0
女として生まれた者は
「早くババアになって専属警護として雇ったニコラスケイジを振り回してぇ」
と願い続けるものであり、この作品はこれを擬似体験できるものである。
2024年に観るとテンポが遅く感じる。
でも、老女と心を通わせるための時間が必要だったんだ、という納得感があった。
いまのエンタメ作品は、冒頭にサビを入れてフックを作るが、これにはそんな優しさはない。ただ、ゆっくりと1994年の世界に没入できる。
スマホもないしAirTagもない、監視カメラもそれほどねぇ。そんな長閑な時代を若き日のニコケイと共に過ごしたかった。
ああ、私はニコケイが好きだ!
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