ムーミーコロコロ

スパイダーマン3のムーミーコロコロのレビュー・感想・評価

スパイダーマン3(2007年製作の映画)
3.9
どんな人にも陽と陰がある。あんなに優しく穏やかなパーカーにもそれはあった。今度は、自分自身が敵。自分の弱いところが増幅される。ブラックになってた時のパーカーは、表情も口から出す言葉もみんなマイナスのことばかり。人の心の中の闇が増幅されると、こんなになってしまうのかとぞっとした。私の闇が増幅されると・・・。

今回は、いろんな闇がどんどん出てきて、見ている最中は、結構きつかった。ハリーとの闘いもあってはならないことなのに。死んだ父親が、まだ操っている感じ。父親への愛情とコンプレックスからのことか。

MJもなかなかまっすぐには進めないね。二人の間を行ったり来たり。頼れるところがそこしかないとこうなるか。

個人的には、新聞社の編集長とアパートの家主がなんとも好き。ともすると暗くなりすぎてしまう本作の雰囲気に少し笑いを入れてくれるし、家主は、「家賃!」と言いながら本当はパーカーのことが好きだし。人情味あふれる二人が好き。

選ぶ道で自分が決まる。
正しい道は必ず見つかる。
恐怖心や不安、嫉妬などの心の闇の部分を見るのでなく、常に自分にとっての正しい道を冷静に選ぶこと。自分のためになり、周りの人たちのためになる道。必ず見つかる。焦らず、じっくり探していけばいいかな。