たこ

スカーフェイスのたこのネタバレレビュー・内容・結末

スカーフェイス(1983年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

今回初めてアル・パチーノをアル・パチーノだと認識しましたが、彼のやや滝藤賢一感がすごく気になりました。のし上がるまではかっこよかったです。ただ器の小ささにはガッカリしました。頭領の資質ゼロです。人の話をろくに聞かず、後先を考えないところも好きになれませんでした。出自が貧しくて、愛情をまともに受けたことがないので、愛に飢えていたんだと思います。でも手にした富のせいで、周りの人間が信用できなかったようでした。衣装やら豪邸やらも全体的に成金趣味で好みではなかったです。そんな具合で、トニー・モンタナにはほぼ感情移入できませんでした。というのもきっと、父に似た何かを感じたからだと思います。長い尺を感じさせないくらいにはよかったんですが、とにかくイライラする映画でした。間違いなくおもしろかったんですけどね。
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