今年最初の午前十時の映画祭。ずいぶん昔に観たこの作品。当時はあんまり面白くなかった記憶がありながらも、最近では再評価されていたりで再鑑賞したかった作品。
あの頃は、マフィア系の映画は、ついゴッドファーザーと比べてしまっていたなぁ〜アル・パチーノ繋がりもあるし。この作品はキューバから反カストロ政治犯とともにアメリカにやってきた男の成り上がり人生。舞台がマイアミということもあって、ゴッドファーザーの黒を基調とした格調高い色調とは対照的に明るい色調で、さらに音楽がジョルジョ・モロダーたがら80年代ディスコ調で、トーンが全然違って軽い感じ。脚本がオリバー・ストーンだからケレン味たっぷりで、デパルマだから血の気も多い、、ゴッドファーザーと比べたら、、、^^;
まあ、比べても仕方ないのですが、今観るとこれはこれで面白かった。パチーノさんはマイケルとは、これまた対照的な度胸だけでのし上がってきた下品で野蛮でキレやすいタイプの男を熱演というか怪演。コルレオーネ家だと長男のソニーに近いか^_^
劇場で観られて良かったです。やはり午前十時は貴重です。