マーくんパパ

初恋(ファースト・ラブ)のマーくんパパのレビュー・感想・評価

初恋(ファースト・ラブ)(1970年製作の映画)
3.4
一夏の避暑地にやって来た16才の少年アレクサンダーが隣の敷地に越して来た5才年上の美しい没落公爵令嬢ジナイーダに激しい初恋をするツルゲーネフ原作の映画化。公開時に見逃しこの作品でブレイクしたD・サンダの月刊誌スクリーンのポートレートに目を奪われ激しく後悔した記憶あり。半世紀も経つと当方も思春期の熱情は消滅しており普通の文芸映画として観賞した次第。サンダの美貌よりJ.M.ブラウンの美貌の方に目がいってしまった。デビュー作『象牙色のアイドル』での気色悪さの印象強過ぎだがなかなかの美男子。ただ散文的演出でサンダの小悪魔ぶりもブラウンの思春期葛藤も盛り上がらず作品としては平凡作でした。