じゅん16g

ザ・ウォーカーのじゅん16gのレビュー・感想・評価

ザ・ウォーカー(2010年製作の映画)
2.5
おそらく世界的な戦争により荒廃した世界。植物は枯れ果て、少なからず動物はいるものの、飢えから人間を食料にする人々がそこら中にいる。
主人公は一冊の〝本〟を西に運ぶため30年ほど旅をしているが、その本を狙うとある町の支配者と出会い…といった話。

プロットとしては同時期に公開された『ザ・ロード』と似ているような気もするが、まったくの別物。
神の啓示を受けた主人公は偶然見つけた〝本〟を然るべき地へ運ぶために旅をしている…という非常に宗教色が強く、なかなか日本人には理解しにくい感情だなと。

しかし主人公のド派手なアクションや、食人夫婦のキャラクターなど、エンタメ色が非常に高く楽しめる内容になっている。

偶然にも『ザ・ロード』に登場した老人と今作の主人公の名前が同じイーライだったのが面白い。