18年間、人類に子供が生まれなくなった世界。荒廃する社会。
かなり惹かれるプロットである。
隕石、ゾンビ、エイリアンとは比べようもないぐらいの終末感。
明日世界が終わりまーす!!!
って言われてずるずる過ごしている雰囲気は、鬼気迫るものもあり、落ち着いて受け入れようとする切なさもある。
この世界観はかなり完成されていて凄い。
絶望的な世界で味方もいないまま逃避行をする主人公達のどんよりとした感じは嫌いじゃない。
勿論、皆さんが言うようにラストの臨場感溢れる長回しは映画史に残る名シーンの1つである。
ただ謎が謎のままうやむやになったままのラストがかなり歯がゆい一本。