トゥモローワールドを鑑賞
人類が生殖能力を失い、子供が産まれなくなった近未来の話。
官僚のテオが反政府活動家の元妻に通行証の発行協力を求められる。
そこには妊娠している女性が居てって話。
ずっと暗い感じの話で人は容赦なく死んでいくし、いろいろ疑問点は浮いてくるんだけどそこに回答は得られずに物語が進み、いまいち主人公に感情移入もできずにいて、そのせいでラストシーンもカタルシスは感じられず。
しかし、長回しの戦闘シーンは緊迫感があり、素晴らしい映像でシビル・ウォーを彷彿させる(こちらの方が古い)
このシーンだけでもこの映画を見る価値があります。
また、あるシーンでは、人々が次々と戦闘を中止するところが神々しい感じがして印象的だった。
監督が描きたかったのはこのシーンなんだろうな。
ディストピア的な世界観も良く描かれていたと思う。
しかしゼログラビティの監督さんだったので期待値高かったのだが、そのせいか自分には少し退屈に感じた。
ディストピア的な世界感が好きな人にはお薦めできます。