愛の誕生の人間のレビュー・感想・評価

妻との冷めた生活の空虚を埋めるように愛人に走ったり、かつて捨てられた愛人に会うため国境を越えたりする枯れたおじさんたちの映画。愛の誕生というタイトルですが内容はそれに対比するようなものでした。
最後の女性との掛け合いが印象的でした。果たして子供という存在は愛の証明になり得るのか。家族を捨てた父親の子である彼は愛の証明になり得るのか。
この手の緩急のないフランス映画、正直退屈なんですがそれが心地よくて観てしまいます。