なら別に「銃撃」で良くね?映画でした。
オープニングでビスタサイズをこれでもかと見せんばかりにドアを開け放ったところは本当に目を見張るほどよかったのですが、最後同じように扉を閉めた時に、「いや全然締まってないからね?」となってしまいました。ヒロイン多すぎ部隊多すぎ、ついでにどの家に帰ってきているのか分かりづらいという脚本上の難点を、全く演出で挽回できていませんでした。
あとやはりコマンチの嫁を蹴り落とすシーンや、コマンチに捉えられた白人が総じて白痴になってしまう描写は、人種差別という観点を抜きにしても何がオモロいの?と思います。最悪でした。
でもイーサンが「説明しよう!コマンチ族とは...」と律儀にコマンチ解説タイムを挟んでくるところはなんか面白かったです。それだけを頼りにひたすら長い時間に耐える作品でした。
まあそれでも洞窟の描写は「ビルマの竪琴」の上位互換といった感じで、一応巨匠の貫禄はありました。