捜索者の作品情報・感想・評価

「捜索者」に投稿された感想・評価

劇中の年数経過をすっ飛ばすの、『ゴッドファーザー』かよと思った。(逆)

深く味わいのあるラスト。
上から目線の偉そうなジョン・ウェインは終始偉そうでした。それが良いのですが。コマンチ族を徹底して差別化します。耐えられません。
ubik

ubikの感想・評価

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最高 こころのなかに濁流できる。
みなおした。やっぱりフォードのなかでも特別。フォード作品に優劣はないけど、よくできてる感がわかりやすくある。いつものフォードと少し違うし、ウェインもこんなダークな役ほかにやってない。

マーサ?とウェインの間に過去に愛の関係があったことを暗示するのがうまい。ルーシーの若いカップルを扉の外に見せたあと、同じく扉の外でウェインの服の誇りを払うマーサをみせる。そのあとのショットで牧師が向いてる方向が素晴らしい。
服をめぐる主題。野営の火を消す(インディアン捜索時と、ウェインにきれるとき)
ナイフ


刻印のない金貨とヤンキー金貨のふたつをわたすとこみると、移動コマンチといざこざがあって、ウェインは帰ってきたようにみえる。コマンチはウェイン目当てで家を襲ったってことになる。ビッグショルダーって言われてるし、、でもならなぜコマンチとわからないまま探してたんだ?曖昧にされてるってことかな?
TICTACz

TICTACzの感想・評価

3.0

このレビューはネタバレを含みます

自分と兄嫁との間の娘だからか〜

John Wayne渋いな
 正直、全体的な作りを見ると古臭い感じは否めない。いかにも昔の映画にありがちな、馬鹿馬鹿しい場違いな会話。そして室内のシーンでの代わり映えのしないカット。
 だがこの映画が素晴らしいのはそのテーマ性にある。まずジョン・ウェイン演じる主人公イーサンのキャラクター。彼はそれまでの(上から目線とは言え)誰にでも優しいカウボーイ達とは違い、原住民に対する偏見にまみれている。彼らの名前を聞いた途端に目の色が変わり、銃撃の手を絶対に休めない。死体にすら平気で銃弾を撃ち込む、完全なアウトローだ。そんなイーサンをジョン・ウェインは誰にもまねできない迫力で演じきっている。
 イーサンがマーティンと様々な場面で対立する構造も面白い。お互いの信念を守り通すために、とあるシーンで2人が対峙するとき、それはただのプライドのぶつかり合いでは無くなっている。そこには体に刻み込まれた憎悪と復讐心しかない。50年も前にこれほど重厚なテーマを取り扱っていたことを考えると、ジョン・フォードには先見の明があったことになる。
 だが先進的とはいえ、いくつか先住民に対する拭いきれないステレオタイプな描き方が気になる。強いて言うならば、「人種差別に反対する」北部の人間を主人公にしなかったのは懸命だろう。あえて偏見の残る南部の人間を主人公に持ってくることで、根本的に人間の中に根付く差別意識を浮き彫りにすることに成功している。
 当時は見向きされなかったとしても当然だろう。一見すると軽快な昔ながらの西部劇だが、隠れた深淵はテーマは今だからこそ理解されるものだろう。
(13年1月17日 BS 4.5点)
よく西部劇では、インディアン=悪というが、実際にはそういう作品あまり見たことなかったのね。この『捜索者』は、その点でハッキリ、インディアン=悪の図式を打ち出しており、かえって珍しかった。
ジョン・ウェインが、コマンチ族絶対殺すマンになってるんだが、さらわれた姪っ子デビーを助けに行ったら、彼女がコマンチ族に育てられて、「蛮族化」しているのを知るや「こいつ殺そう、もう白人じゃない」って……ある意味強烈なキャラクターである(苦笑)
人種差別ってより、文明観の問題でもあるのか。ある意味で中国人にも似ている。中華の徳を慕って文明化すればどこの人間であろうと中華、中国人が塞外の民に捕らわれればもう野蛮人、みたいなね。蔡文姫が匈奴の左賢王に嫁いで、その間に生まれた子供は、文姫が中国に戻れるようになっても置いていく、みたいな?
一応、裏設定では、兄嫁のマーサが元恋人で(これは何となく分かった)マーサの娘デビーがインディアン化してるのを知って、マーサに兄を選ばれたときのような一種の寝取られ男的なショックを受けたというのがあるらしいが。根っからの善人でなくても、かなり偏った世界観の持ち主でも、タフでへこたれなければヒーロー…みたいなのはなかなか新鮮でした。

追記 一応、白人に友好的なインディアンと敵対的なインディアンは扱いが別になっており、コマンチ絶対殺すマンのジョン・ウェインも、友好的なインディアンには冗談言ったりしてる。savageかどうかが境なのだろう。
2018-17
西部劇ならではの広大な荒野風景と、馬と人間の駆ける姿や、数々の敵たちとの闘いは、期待を裏切らない面白さでした。それに加えてラブストーリーと家族愛がテーマに絡んできていて、どちらかといえば家族とか血縁を語る映画なんだなと(この映画のはじまりと終わりは「家」なのである)。
『駅馬車』で観た迫力満点の大疾走は本作でも健在で、画面が16:9になってよりダイナミックに。でもやはり『駅馬車』の猛々しい疾走感は忘れられないなぁ。
凄くバイオレントな映画だった。
戦場から戻ったウェインが身近な人をインディアンに襲撃された事で復讐の旅に出る話なんだが、二つの人種間の圧倒的隔絶が恐ろしい。
クライマックスのテント襲撃がまんま虐殺なのは勿論、冒頭の川を隔て行われる殺し合いの構図が中盤、インディアンと長く過ごす事でバランスを崩した女と混血の相棒、ひたすら敵を始末しようとするジョン・ウェインを捉えた構図と重なるように撮られてる。
後、「リバティ〜」でも感じたように
フォードの映画は扉と出入りの映画。
クライマックス、全てが終わった後立ち去っていくウェインの背中を見よ。
西部劇は、現代でアップデートされてるモノや、最近再翻訳された「オンブレ」を見て解る通り「目撃する人」によって成り立っているような面がある。そう考えると、彼の背中を見てくれる人はこの映画にいただろうか。とても寂しく感じる。
小林

小林の感想・評価

3.0
差別云々以前につまらなかった
人物を撮ってるのか、風景を撮ってるのか、わからなくなるようなロングショットや、セット撮影、照明なんかはとても素晴らしいのだけど
ゆー坊

ゆー坊の感想・評価

5.0
名匠ジョンフォード監督、名優ジョンウェイン主演で贈る史上最高傑作の復讐西部劇。
コマンチ族に家族を惨殺され、復讐に燃える南北戦争帰りの荒っぽいテキサス人をジョンウェインが見事に演じきり、その相棒役として情に弱い優しい青年マーティンを若き日のジェフリーハンターが演じる。
そして姪っ子のデビー役で理由なき反抗のジュディ役で有名なナタリーウッドが出てきます!

舞台は南北戦争数年後のテキサス。
元南軍兵のイーサンは兄の家族をたずね、久々の再会を果たすも束の間の幸せであった。
ある朝近隣の牧場から牛がコマンチ族に盗まれてしまい、テキサス警備隊とイーサンは後を追う。
だが牛は離れたところで殺されていた。
襲撃前に警備隊をおびき出しす囮作戦に気がついたイーサンは急いで兄の家へ戻るも、家は炎に包まれ、兄、兄の妻、甥っ子が惨殺されてしまっていた。
姪っ子2人を連れ戻すこととかたきを誓いイーサンとマーティンと警備隊は衝突しながらコマンチ族の後を追うのであった。

フォード映画の常連ワードボンド、ハンクウォーデン、ハリーケリーJr.ら個性派俳優がしっかりと脇を固めたアクション、復習、娯楽、人間ドラマがふんだんに詰まった今も語り継がれる名作です!
イーサンの荒っぽさやインディアンに対する偏見と衝突するマーティンの人間ドラマ、ガンアクション、警備隊とコマンチ族の死闘と追跡、マーティンの恋の行方、などなど見所たくさん!
これぞ西部劇と言っていいほど面白さがふんだんに詰まった一作です。
物語終盤に騎兵隊の若者役でジョンウェインの息子パトリックウェインがチラッと出てくるんです!
この親子のやりとりがまたまた面白いんですね〜!
ぜひ注目して観て観てください。
それではまた次回をお楽しみください。
さよなら、さよなら、さよなら笑笑
最後に少し裏話をしますね。
ジョンウェインの末っ子イーサンはウェインがこの役をとても気に入っていたために主人公の名前を息子につけたそうです!
監督
ジョンフォード

キャスト
イーサンエドワーズ=ジョンウェイン
マーティンポリー=ジェフリーハンター
デビーエドワーズ=ナタリーウッド
デビーの幼少期=ラナウッド
クレイトン牧師=ワードボンド
モーズハーパー=ハンクウォーデン
ブラッドジョーゲンセン=ハリーケリーJr.
ローリージョーゲンセン=ヴェラマイルズ
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