Sho

捜索者のShoのレビュー・感想・評価

捜索者(1956年製作の映画)
2.0
久しぶりにフィルマ不人気ジャンルの正統派ウエスタン鑑賞。

主演ジョン・ウェイン
監督ジョン・フォード

黄金コンビの正統派だから期待してましたが。

南北戦争終結後、久しぶりに兄家族の元を訪ねたイーサン(ジョン・ウェイン)。
しかし、自身のいない間にコマンチ族(インディアン)に兄夫婦と甥は殺され、2人の姪はさらわれてしまう。
イーサンは若者マーティンらと共に姪を救出する旅に出る…。

うーーん、なんか消化不良。

復讐劇を謳っている割にはあまり必死さが感じられず
過酷な旅のはずなのに過酷さが感じられず
途中ではさまれるエピソードにもパンチがなく
一番げんなりしたのは、
「インディアンは悪!白人は正義!アメリカ最高(b・ω・d)イェァ♪」
感の強さ。

久しぶりにウエスタンを観たから自分が忘れているだけなのか。
こんなに差別思想強めでしたっけ?

終わり方も一件落着みたいに締めくくっていて、「おーぃ、なんか腑に落ちないんだけど」となり。

鑑賞後ずっとモヤモヤしたまま、THE BLUE HEARTSの青空という曲がずっと脳内再生されてました。

○青空
ブラウン管の向こう側 カッコつけた騎兵隊がインディアンを撃ち倒した
ピカピカに光った銃で出来れば僕の憂鬱を撃ち倒してくれれば良かったのに
~中略~
生まれたところや皮膚や目の色で
一体このボクの何がわかるというのだろう
※歌詞一部

とりあえず全く合わなかったので、しばらくウエスタンとは距離を置きます笑

ま、そもそもボクが好きなのはウエスタンじゃなく、マカロニ・ウエスタンだからかも知れませんが、、、( ☉д⊙)
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