100本目のレビュー
冒頭の希林さんの料理の手際の良さに見惚れた。
トウモロコシの揚がる音が心地好く、香ばしい匂いまで漂って来そうなほど美味しそうで、私も輪に加わって食べたくなった。
お兄さんの死というドラマチックな出来事が主軸にはあるけれど、15年経っていることもあり、淡々としている部分とうまく折り合いをつけられない部分と、そのことによって生じた家族間の歪みのようなものが丁寧に描かれていた。
人間の機微を役者さんたちがうまく演じていて、生きて行くってこういうことなんだろうな～と押し着せがましくなく考えさせられた。
花、木々、蝶、海、空など自然や音楽が美しく、それに比べると人間ってちっぽけで下らないようにも思うけど、だからこそ愛しいな～とも。
歩いても～歩いても～🎵唐突に劇中にタイトルが出て来て、ビックリ。
