最初の母娘の会話が好き。
ぽんぽん無造作に放り投げるような会話、でもちゃんと拾ってる会話。
やたらパンパンに詰め込まれてる冷蔵庫に、自分の実家を思い出したり。
父親にそっくりなのに、父親が苦手な息子。息子とは上手く話せないのに、子供とは話す父親。
おしゃべりな母がいるから、どうにか間が持っている、気まずい距離。
そんな母は息子の嫁に結構な毒を吐く(笑)
引き出しを抜いた箪笥、さるすべりの花、それぞれと歩いた坂道。
「いっつもこうなんだよ、ちょっと間に合わないんだ」
っていうセリフがすごく胸に刺さってる。
老いた両親を思い出し、私もよく「そのうち」と言うけど、これが最後になるかもしれないと考えたら、たわいもない会話も、くだらない時間も大切にしなきゃと思う。
全く関係ありませんが、兄の部屋?にあったJOY DIVISIONのポスターがちょっと気になったw