このレビューはネタバレを含みます
序盤★2.5 中盤★3 終盤★2.5
基本的には後発の『海よりもまだ深く』と同じようなつくり。
『海よりもまだ深く』というタイトルは
テレサ・テンの曲「別れの予感」の歌詞からつけられていましたが、
本作の『歩いても 歩いても』は
劇中で想い出の曲としてレコードをかける
いしだあゆみ「ブルー・ライト・ヨコハマ」の歌詞の一節からつけられている。
是枝作品に多く見受ける
“家族・つながり・食・海”、
本作も軽い毒っ気がありながらも淡々と一家族の情景を描き、
ヒトによってはそこが琴線に触れるんでしょうけど、
もちろん悪くはないんですが
ひとりっ子で核家族で育った自分としては
「こんな家族もええなぁ〜…」
っと思うもののピンとはこなかった…。
無くなりつつある古き良き日本の家族の原風景とも言えるものを描くことの多い是枝監督、
ハマるヒトはハマるんでしょうけど
それなりに面白くはあった、って印象。
原田芳雄さん、樹木希林さん、
昭和から平成にかけて活躍した俳優はすでに鬼籍に入る…
っというのに少し時間の流れを感じますね。。。
2019年201本目