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俺たちは天使じゃないのpauhのネタバレレビュー・内容・結末

俺たちは天使じゃない(1989年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

ショーン・ペンとデニーロのコンビが新鮮で、デミ・ムーアもゴーストの時のイメージが強かったので意外性を感じて面白かったです。
巻き込まれる形での脱獄だったものの二人とも結構間抜けで、特にショーン・ペンが目立ってはいたもののデニーロも割とドジなのがもどかしさもあり面白さもありました。
何度かカナダに行けそうになるもののいい所で毎回邪魔が入るのもまた巧妙で、ただショーン・ペンが撃たれたと勘違いし死刑囚の所へデニーロが行ってしまったシーンは、完全にやってしまった…と思いました。
ただショーン・ペンと結果仲良くなったジョン・C・ライリー演じる素直すぎる男も、洗濯バサミを真似たり直ぐに靴を脱いだりと、好きになるのもなんだかわかる見ていて飽きない面白さがあり良かったです。
後半の娘を助けるシーンでは、水中での女神が救いの手を差し伸べているように感じた直後、ちゃんと浮く形で溺れずに済んだのが偶然とも言えるものの意思のようなものを感じて素敵でした。
ラストにはそれぞれの道を見つけ、今までずっと一緒だった二人が無言でそれぞれの思いを読み取って別れるのがまた良かったです。
絶妙な二人のコンビが癖になる、面白い作品でした!
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