ねこと生命

おもひでぽろぽろのねこと生命のレビュー・感想・評価

おもひでぽろぽろ(1991年製作の映画)
3.2
ゆったりとした時間が流れる映画でした。
私は平成生まれですが田舎育ちなので、うわ懐かしな~と感じる場面が多くノスタルジーに浸ってしまいました。

ラジカセ持ってみんなでラジオ体操したり、スタンプカードにはんこ押してもらうのが嬉しかったり…懐かしい

”分数の割り算をすんなりできた人はその後の人生のすんなり行く”というセリフが印象的でした。
タエ子は”割る方の逆数を掛ける”という決められた手順に従わず、頑固に”りんごを何等分するか”で考えるが解けません。
つまり、公式は公式として受け止め素直に「問題を解く」のではなく、公式にも疑問を持って「問題を考える」。結果、解けない。
私みたいで笑いました。

アホなくせにこだわりが強く頑固。
それでよく塾の先生を困らせてたなあ。
我が道を行く性格は変わってないですね~

タエ子が様々な人との出会い、経験を通して本当の自分の思いに気づき、人生を切り開いていく姿がとっても素敵です。
鑑賞後、スッキリとした晴れやかな気持ちになれる作品です。