時系列の流れはメメント程わかりにくくなく、話の組み立て方は期待通りのノーラン作品。
もしかしてこういうことか…？と思いながらも、確信を持つことが出来ずにクライマックスを迎えてしまった。
多くの方がモヤモヤを抱えただろうと思われる今作だが、答えはちゃんと提示されているので納得はできる。
がしかし、今作を乱暴に例えるなら、砂糖かと思ったら塩だった、麦茶かと思ったら麺つゆだった、という作品。
そう来たか！と、まさかの展開に少し苦々しい気持ちである。
だが結果として私は、完全にプレッジ(確認)の段階から騙されており、まんまとプレステージ(偉業)に拍手喝采したわけである。
