マツモトタクシー

新座頭市物語 折れた杖のマツモトタクシーのレビュー・感想・評価

新座頭市物語 折れた杖(1972年製作の映画)
3.7
シリーズ24作目

昨日帰ってTV付けると3作だけ新作としてU-NEXTにアップされていた☺️
多分大映が倒産して勝プロダクションを作り製作された作品、配給が東宝だったんだと思う




勝新太郎 監督、主演作品


旅すがら三味線を持ったのぶという女性と出会う
市が声を掛けた事で誤って吊り橋から転落
責任を感じた市はのぶが遊郭で働く錦木(太地喜和子)の身請けをする為に向かっていたと考え自身が代わりにお金を作り遊郭から解放しようとする
遊郭に話を通し五十両という身請けのお金を作る為に賭場へ出向くのだった。。




以下ネタバレ


座頭市シリーズで勝新の初監督作品
障害者に対する演出が酷いが昔は日常的にそんな扱いでリアルを追及したんだと思わせる

吉沢京子さんも売り出し中だったのか売られて来た娘役で登場、美しい💕
しかし弟がヤクザの親分に殺され絶望し入水自殺😢

敵役も容赦が無く今、観ると辛い展開が多くコミカルな場面が少ない為に、かなりエグ味が強く殺伐感が強い演出と感じた

ただ賭場で金を巻き上げそれを取り返しに来る追手達
いつものパターンだがそこで時代劇にオルガン・ジャズを流すのが勝新流🎹
めっちゃカッコいい🎵粋だなぁ🎧🎶

最後は両手を潰されたので仕込み杖を手拭いで腕にくくりつけて戦う
いつもと違う重めテイストの作品